青空スクール秋合宿

10月12日(日)・13日(月) 1泊2日で、活動の拠点であるしもやまの民宿に泊まり、合宿を行いました。
今年のテーマは『稲の1年・刈ったお米を食べよう!!』です。

稲架に干してあった稲の一部を、足踏み式脱穀機を使い、昔ながらの方法で脱穀をしました。
脱穀したお米はそのままでは食べれませんので、次は籾摺り。
すりこ木を使って少しずつ籾摺りをして、お米より軽いもみ殻は、うちわを使って風で飛ばします。
次は選別。粒の大きさまでは選別できませんが、細かい藁や砂などを取り除きます。
そして精米。
一升瓶に玄米を入れて、棒で突っつく方法がありますが、今回は時間の関係上、精米機を使わせてもらい2~3分で終了。
機械をなるべく使わずに手作業で行うことで、昔の人々の苦労を知ることができ、なぜこのような機械を作り出したのか、物事の本質を体験し考えることができます。

苦労してできた白米は4合。飯盒で炊いて、おにぎりにしていただきました。
と~っても美味しかったね!!

午後からは、宿泊する腰掛山荘さんに行き、ニジマス釣り。
放流をしてもらい釣るのですが、魚はすぐに野生に戻ってしまい、なかなか釣れません。
どこにいるのか? どうやったら餌に食いついてくれるのか? 考えながら釣りました。

釣った魚は、夕食の一品として塩焼きにしていただき、美味しくいただきました。
その後、少しだけ皆で勉強会をして、21:30就寝。
2日目。
朝の散歩をして朝食。
散歩では、サワガニを見つけたり彼岸花が咲いていたり、気持ちの良い空気を胸いっぱいに吸い込んで、しっかりと身体が目覚めました。
午前中は畑に行き、5月に植えたサツマイモ掘り。
今年は芋の出来がイマイチでしたが、それなりに収穫ができました。

午後からは、バークパークに行きました。
ビオトープで生き物探し&観察会。
色々な生き物を捕まえることができました。

捕まえた生き物をしっかり観察し、ノートに描きます。
そうすることで、観察力と集中力が養われます。

今年の合宿も、事故・怪我無く無事に終了しました。
子ども達にとっては、楽しい経験だけではなかったかもしれませんが、お友達と協力し合い、最後までやり抜く力がついてきたと思います。

これからも『見て・感じて・考える』体験を重ね、自然の中で “生きる力” を育んでいければと思います。